#キャラソン選 アニオタ引退者のキャラソン10選
ぎけん(はずまりの予感 🐣 (@c_x) | Twitter)さんがキャラソン選を企画していたので、アニメ視聴歴10年で2年前に引退した老害の私も参加してみました。
以下、ぎけんさんのブログ
より引用です。
◎ 参加条件 ◎
・ アニメのOPとED以外で使用された楽曲であること(ゲーム・ラジオ可)
・ キャラクター名義の楽曲であること
・ 選出は5~10曲
・ 選出理由・曲の魅力などのコメント必須
・ 記事のタイトルは独自に工夫してOK
・ Twitterのツリー形式は不可(Togetter・モーメント可)
よし、やろう!と思いましたが、そろそろはてなダイアリーも終わりそうな雰囲気なので、以前間違えて作ったはてなブログに移転しました。どらトラ改めピロシキ☆ヨシキです。よろしくお願いいたします。
では、10選を始めます(掲載順は話題の流れで決めたので、必ずしもランキング順となっているわけではありませんが、終盤はオススメ度高めです)。
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Alchemy/Girls Dead Monster
作詞・作曲:麻枝准、編曲:光収容
アニメ「Angel Beats!」
「Alchemy!?こんな序盤で!?」
劇中でこんなことを言われてたので、最初に置いてみました(笑)Angel Beats!は声優と別に歌唱担当を用意していて、歌唱については岩沢をmarinaさん、Yui役を現在ではソロアーティストとして活躍するLiSAさんが担当しています。この曲については両名のバージョンがありますが、marinaさんバージョンが劇中の内容的に印象深い人が多いと思います。劇中でキャラクターが歌っている体なので、セーフということで許してください。
序盤ガルデモにはいい曲が多いので迷いましたが、特に切ないながらパワフルなこの曲にしました。詩についても、生きることのつらさを歌っておきながら「いいさここらでちょっと甘いもの食べていこ」と前向きになろうとしているところが女の子らしくて可愛いらしくて好きです。
作詞:稲葉エミ、作曲・編曲:前澤寛之
アニメ「けいおん!!」
けいおん2期の劇中で作られたとしている楽曲で、ボーカルは澪役の日笠さん、コーラスは唯役の豊崎さんが担当しています。けいおんも名曲揃いなのですが、キャラソン選該当曲から選んだらこの曲になりました。とにかくメロディーが秀逸。同じリズム・フレーズを繰り返しつつ、上手く展開することで、シンプルでキャッチーかつ飽きさせない構成になっています。音楽の教科書に載せてほしいと思うほどです。
詩もキャラクターが書いたことになっていますが、1番で「いきなり!チャンス到来」、2番で「不意打ち!ピンチ到来」とするなど、プロの仕業です(笑)そういううまさを見せつつ、「なにげに」というワードを織り込むのもなにげにうまいと思います。
作詞・作曲・編曲:Nostalgic Orchestra
アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」
ドーナツを作って食べる子供向けの歌のはずなんですが……語りっぽくするためでしょうか。途中転調や変拍子、テンポチェンジが織り交ぜられていて、結構複雑です(笑) 途中、ペコリンが「ペコーペコーペコーペコー」と4声でコーラスするところがあるのですが、普通の流れの中ではないので結構驚きます。Queenの「ボヘミアン・ラプソディー」を思い出しました。サウンド面もオーブン(映画のフィルム音にも聴こえる)やタイマーの音が入っていて面白く、マリンバや笛の音が使われているのが私の好みでもあります。
作詞:渡邊亜希子、作曲・編曲:大久保薫
アニメ「とらドラ!」
アニメOP「プレパレード」と同じタッグで作られたゲーム版EDらしい(未プレイ)です。プレパレード同様エレクトロでアップテンポなチューンでございます。10年前にこれだけの打ち込みサウンドを出してたのは凄いと思います。「カタピラ」を使った言葉遊びの歌詞が心地よくてお気に入りです。個人的にはプレパレードより好きです。プレパレード好きな人なら確実に好きになると思いますよ。
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TAKARA♡MONO/ミス・モノクローム
作詞・作曲・編曲:清竜人
アニメ「ミス・モノクローム」
ここからは私のお気に入りコンポーザー曲連発になります。こちらも打ち込みです。アニメOPと同じで、ミス・モノクロームのCV堀江由衣氏の大ファン清竜人氏の曲です。サウンド面は私の好みですということだけに留めておくとして、結構詩が重くて面白いです。「絶対このままずっと見つめてよ ねえ ねえ いつまでも」とか「永遠 またたきなんてもうしないで」とか怖いくらいです。タイトルの「TAKARA♡MONO」も”ミス・モノクローム”の“モノ”にかかっていていいですね。
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めてお☆いんぱくと/メルル(CV:田村ゆかり)
作詞:伏見つかさ、作曲・編曲:神前暁
アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
「神前さんの曲なら他にもいっぱいあるだろ!」と怒られそう(確かにそう)ですが、これにはちゃんと理由があります。この曲は俺妹の原作者による作詞で、しかもアニメ化の以前、原作に掲載されていた歌詞です。そう、いわゆる詩先で作られた曲なのです。
しかも普通の詩先ではありません。実際に音源化することを前提としていなかったため、曲付けが難しかったはずです。しかしそれを感じさせない素晴らしい出来です。これぞプロフェッショナルの仕事だと思います。
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木漏れ日のコンタクト/アゲマキ・ワコ(CV:早見沙織)
作詞:こだまさおり、作曲・編曲:神前暁(MONACA)
アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」
神前さんの曲がめてお☆いんぱくとだけでは何か違うなと思い、大好きなこの曲をチョイスしました。メロディーやコード進行自体はシンプルで聴きやすいのですが、サビ前に転調して、サビ中にもう一度転調することで、一気に畳みかけていて大いに盛り上がります。その展開に早見さんの透き通っていてかつ力強い歌声がマッチしています。早見さんと神前さんといえばセキレイOPも好きです。
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M@GIC☆/CINDERELLA PROJECT
作詞:森由里子 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」
こちらは神前さんの弟子であり、私の敬愛するコンポーザー田中秀和さんの曲。神前さんは「READY!!」を作る時に自作の「GO MY WAY!!」を超えるように作る苦しみを味わったそうですが、師匠の「READY!!」越えを目指して「Star!!」作って、そのあとコレって……やっぱり天才です。イントロ、Aメロから凝ったコード進行だと思いますが、Bメロはもうわけがわかりません(苦笑) おもちゃ箱をひっくり返したようなという表現が適切かはわかりませんが、そういう表現しかできません。恐れ入りました。この曲に限らず、田中秀和さんは凄い曲をお書きになっているので、チェックしてみてください。必ずあなたの好きな曲が見つかると思います。
作詞:畑亜貴、作曲:田代智一、編曲:安藤高弘
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」
あの「ハレ晴れユカイ」を作った3人がまたタッグを組んだ一曲ですが、これがまたとんでもないハイクオリティー。聴いていて楽しくて、退屈なところがありませんし、それでいてわかりにくいわけでもない。ギミックとしてモールス信号をうまく使っています。ももいろクローバーがカバーして知っている方も多いとか。とにかく名曲なので触れてもらえればなんでもいいです。この10選の中でも曲としてはトップで好きです。まさに最強。
雪、無音、窓辺にて。/長門有希(茅原実里)
作詞:畑亜貴、作曲:田代智一、編曲:上松範康
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」
連発してしまいました、涼宮ハルヒと畑・田代コンビ。先ほど曲として最強パレパレードがトップで好きと書きましたが、キャラクターの曲として一番好きなのがこの「雪、無音、窓辺にて。」なんです。
この曲の凄いところは、どこを切り取っても「長門の曲」だとわかることです。バックトラックだけ、メロディーだけ、詩だけ、もっと言えばタイトルだけ、どれか一つだけ切り取っても長門の曲だとわかります。
また、それぞれのすべてがかっこいいです。詩でアニメで使われたセリフが入っているのもポイントが高いです。そういうすべての面を総合してキャラクターの曲としてはこの曲がトップだと思っています。
以上、10選でしたがいかがでしょうか?他の方の記事を覗いたところ、もっとマイナー曲をお選びになっていて、自分のメジャー選曲が恥ずかしくなってしまいました(笑) また、作曲家単位で聴くことが多いので、そこでの偏りを少し抑える形で選びましたが、後半結局そうなってしまいました(汗)
今回キャラソン選を行うにあたりいろんな曲を聴いたことで、忘れていた良曲を思い出せたり、知らなかった良曲を知れたり、自分の好みを把握できたりしました。ぎけんさん、いい機会を与えてくださって、ありがとうございました。